最北の果樹地帯の秋
朝晩の気温が下がるようになってきました。
日中、暑い暑いとうちわ片手でも、
陽が暮れてから外に出ると、半そででは心許ないくらい。
空も、すっかり秋色です。
実りの秋、最北の果樹地帯も甘い香りにつつまれます。
サクランボで始まった増毛町の果樹シーズンは、
旬をうつしつつあります。
8月、早生のリンゴがとれました。
綺麗な赤に色づいた実は、甘酸っぱい若い香りがします。
いまはプラムが美味しい季節。
もう少しすると、ブドウ、ナシ、リンゴが市場にではじめます。
実りの季節、秋の味覚を楽しみに虫の声をきいています。
【増毛 りんご回廊 -Mashike Apple Corridor-】 7月のサクランボに始まり、8月にはプラム、すいみつ、 秋にはブドウ、洋ナシ、リンゴなどがたわわに実る増毛町。 「りんご回廊」ではその名のとおり、果樹農家さんが軒を連ね、 季節それぞれに旬の果樹が実ります。 果物狩り体験のできる農家さんもあるので、見て、体験して、 食べて、買って、最北の果樹地帯を満喫してください。 住所:増毛町南畠中町9丁目から道道546号
りんご回廊入口
北海道の左側は、ニシン漁で栄えた歴史があります。
ここ左上ももちろん、ニシン漁の歴史が深く、
明治初頭までニシン漁の拠点である「漁場」が多くありました。
留萌市で初めて開かれたのが「佐賀家漁場」。
江戸時代から113年間にわたって、ニシン漁を営みました。
現在もその姿を残す「旧留萌佐賀家漁場」。
江戸時代から明治初頭にかけての建造と考えられる母屋(番屋)、
明治36年に建造された、製品を保管しておくトタ倉、
船を収蔵しておく船倉、沖揚げしたニシンを一時貯蔵しておく廊下、
漁場の守り神である稲荷社を見ることができます。
ニシン漁の歴史を後世に残す文化財として、
「旧佐賀家漁場」は国の史跡に、
また、漁場のニシン漁労用具3,745点は
国の重要有形民俗文化財に指定されています。
足を踏み入れると、
古い木のにおいとともに、ニシン漁の栄華の残り香を感じるようです。
夏の期間には無料で一般公開を行っています!
学芸員の方も常駐しているので、
ニシン漁について、留萌における佐賀家について、
気になるあれこれを伺えます。
あなたも、
ニシン漁に沸いた北海道の左上を覗きにきませんか。
【旧留萌佐賀家漁場 -Saga Herring Lodge-】 江戸時代の弘化元年(1844年)に佐賀家八代平之丞が留萌で初めて礼受町にニシン漁場を開き、 それ以来昭和32年までの113年間ニシン漁を営んできた漁場。 現在は、江戸時代から明治初頭にかけての建造と考えられる母屋(番屋)、明治36年建造の、 製品を保管しておくトタ倉、船を収蔵しておく船倉、沖揚げしたニシンを一時貯蔵しておく廊下、 漁場の守り神である稲荷社が残る。 夏期には期間限定で無料公開を行っている。 住所:留萌市礼受町
旧留萌佐賀家漁場