旧留萌佐賀家漁場

北海道の左側は、ニシン漁で栄えた歴史があります。
ここ左上ももちろん、ニシン漁の歴史が深く、
明治初頭までニシン漁の拠点である「漁場」が多くありました。

佐賀家全容

留萌市で初めて開かれたのが「佐賀家漁場」。
江戸時代から113年間にわたって、ニシン漁を営みました。
現在もその姿を残す「旧留萌佐賀家漁場」。
江戸時代から明治初頭にかけての建造と考えられる母屋(番屋)、
明治36年に建造された、製品を保管しておくトタ倉、
船を収蔵しておく船倉、沖揚げしたニシンを一時貯蔵しておく廊下、
漁場の守り神である稲荷社を見ることができます。

実際にニシン漁を行った船

実際にニシン漁を行った船

ニシン漁の歴史を後世に残す文化財として、
「旧佐賀家漁場」は国の史跡に、
また、漁場のニシン漁労用具3,745点は
国の重要有形民俗文化財に指定されています。

船の腹には当時からのメモ書きが

船の腹には当時からのメモ書きが

足を踏み入れると、
古い木のにおいとともに、ニシン漁の栄華の残り香を感じるようです。

夏の期間には無料で一般公開を行っています!

漁労用具が大切に保管されている

漁労用具が大切に保管されている

学芸員の方も常駐しているので、
ニシン漁について、留萌における佐賀家について、
気になるあれこれを伺えます。

あなたも、
ニシン漁に沸いた北海道の左上を覗きにきませんか。

【旧留萌佐賀家漁場 -Saga Herring Lodge-】
江戸時代の弘化元年(1844年)に佐賀家八代平之丞が留萌で初めて礼受町にニシン漁場を開き、
それ以来昭和32年までの113年間ニシン漁を営んできた漁場。
現在は、江戸時代から明治初頭にかけての建造と考えられる母屋(番屋)、明治36年建造の、
製品を保管しておくトタ倉、船を収蔵しておく船倉、沖揚げしたニシンを一時貯蔵しておく廊下、
漁場の守り神である稲荷社が残る。
夏期には期間限定で無料公開を行っている。
住所:留萌市礼受町
旧留萌佐賀家漁場