天塩中学生と天塩町
留萌管内の最北の町、天塩町。
町内唯一の中学校である天塩中学校は、
全校生徒70名程の小さな学校です。
天塩中学校では、総合的な学習の時間に
「CL(カントリー・ラーニング)」と称する
地域学習に取り組んでいます。
3年間の学習を通して
ふるさと天塩町を見つめなおし、
中学生の立場から町の振興に
寄与することを目的としています。
今年度の3年生である23名の中学生は、
2年生のときに
「観光」に着目して学習を進めました。
その中で、中学生たちは
「トイレや休憩のために
『道の駅てしお』に訪れた人々が、
天塩の特産品を買ったり、観光地に
足を延ばしたりしてくれないかな?」
と考えました。
そうして考え付いたのが、
「動画」と「写真集」と
「グッズ」を作ること。
「天塩の観光地を知ってもらうために、
道の駅で動画を流してもらおう」
「天塩の特産品を知ってもらうために、
紹介するグッズを作ろう」
というものです。
中学生たちは、
観光地や特産品を販売する各所を取材。
写真に収めたり、
動画を撮ったりして情報を集めました。
動画や写真集の編集も
中学生が自分たちで行いました。
自分たちで作ったキーホルダーを
カプセルトイで販売してもらうことで、
幅広い年齢層の方に
興味をもってもらおうと工夫しました。
完成した品々は、
ゴールデンウィーク直前に合わせ、
町の観光課の方と
道の駅の担当者にお渡しし、
さっそく道の駅に置いていただきました。
動画や写真集は観光客の方が
観てくださっているそうです。
約90個用意したカプセルトイは、
ゴールデンウィーク中に
すべて完売しました。
これからも、
天塩中学校では様々なかたちで
地域学習を進めていきます。
「道の駅てしお」にお越しの際は、
是非動画や写真集をお楽しみください。