るもい地域縦断旅

秋晴れのるもい地域、北部をぐるっと一周しました!
留萌市から、るもい地域の北端・天塩町までは2時間ほど…
なかなか気軽に行くことのできる距離ではありません…

利尻富士を間近に、牛が見えはじめたら天塩町!

8月下旬、天塩町の道の駅では、特産品を集めたショップがオープン!
農産品から水産加工品、スイーツに軽食まで、
天塩町の美味しいものがそろいます!
この日、町内でここだけ!天塩のシジミを発見!
天塩生まれ・天塩育ちの完全天塩町産シジミ…
地元でもなかなか味わえない希少な特産品は、
かつて「蝦夷の三絶」と言われ、
アサリに見間違えるほど大きな貝に、
旨味あふれる、ふっくらプリプリの身が堪りません…
まさかここで出会えるなんて…感動。

もちろん、その場で食べられるテイクアウトメニューも充実!
パンやアイスクリームのほか、
町内のこだわり牧場・宇野牧場のミルクを使ったカフェオレ、最高…
コーヒーの深い味わいに負けない、ミルクの旨み。
昨今、コンビニコーヒーは侮れませんが、
コンビニに立ち寄るくらいなら!ぜひ天塩の道の駅へ!

さて、遠別町まで下り、お昼ごはん。
9月から移転オープンした【コメドコロ】へ。
町内の【遠別農業高校】で生産されたもち粉をつかった
「モチコチキン」の油淋鶏!
サクサクチキンはふっくらジューシー、
ごはんが進む進む…でもご心配なく!ごはんは大満足の盛り!

遠別町の道の駅は、現在リニューアル作業中。
ガラス張りでおしゃれな外観が仕上がっていました。
来年4月にオープン予定!楽しみ!

さて、デザートには初山別村の【レストラン北極星】で
ハスカップソフトクリームを。
美しい薄紅色のソフトクリームは、まるでシャーベットのようにスッキリ。
ハスカップの甘さがサッパリと喉を潤します。
村内で栽培されたハスカップをつかった手作りソフトクリーム!
ぜひ、みさき台公園の絶景とともにいただきたい逸品です。

初山別村のとある無人直売所…大好きなお店です。
野菜ひとつひとつに手作りポップ。
お料理の際のワンポイントなどが書かれていて、
それがまたお母さんの残してくれたメモのようで、
立ち寄っては、ほっこりあたたかい気持ちになります。

さて、ここまでくれば、るもい地域縦断旅も半分。
羽幌町の入口と出口では、
見上げるほどのオロロン鳥がお出迎え。
海鳥の楽園・天売島は世界的にも希少な海鳥の繁殖地となっています。
詳しくはこちらの記事へ→留萌体験記① 初夏の海鳥リポート

苫前町では彼に出会って、思わず車を停めてパシャリ。
彼がどこにいるか、ご存知ですか?
国道から苫前郷土資料館にのびる【古代ロマンロード】が目印です。

小平町の道の駅で休憩…
実は【オロロンまっぷ散歩道シリーズ ~スタンプラリーVer~】の
スタンプ設置任務遂行のための旅でした!
大人気のオロロンまっぷとスタンプラリーが合体!
抽選で、るもい地域の特産品が当たる!
事務局スタッフがオロロンラインを北上し、
一カ所一カ所、設置してまいりました…
ぜひ、まっぷを片手に、るもい地域を巡ってスタンプゲット!
今回ご紹介したおすすめスポットもお立ち寄りください!

オロロンまっぷスタンプラリー、ダウンロードもできます

お盆を過ぎれば途端に秋めいてくる北海道、
るもい地域も例外ではありません。
過ぎゆく前に、夏の思い出を。
今回は、島旅行記「焼尻島」編です。

7月の半ば、天売島と焼尻島を1泊2日で旅しました。
天売島でウトウの帰巣に感動し、
齊藤さんの『島時間』を満喫した翌日、
天売島から高速船で15分ほど、お隣の焼尻島に渡りました。

さっそく腹ごしらえ。
『新沼食堂』のおかあさんが、
「ちょっと時間かかるけど、良ければ待ってて!」と、
開店準備をされているところに招き入れてくれました。

おかあさんの『わかめ天ぷらうどん』。
目の前の漁港で水揚げされたわかめを、
しっかり水洗いしてぬめりをとって、
熟練の腕でカラッと仕上げます。

新沼食堂のおかあさん

長年、島で数少ない飲食店を切り盛りするおかあさん。
島のはなし、お料理のはなし、
ご自身の生い立ちから、
婚活相談まで(島には独身男性も多くいらっしゃるそうです!笑)。
おかあさんに会いに、再び島を訪れるお客さんも。
この笑顔も、食堂の大切な味なのでしょう。

お腹を満たして島を散策していると、心惹かれる草木のトンネル…

現れたのは、『カフェ アトリエ おくむら』。

絶品のチャイは、
店主の奥村さんがインドを旅した際に最も美味しいと感じたチャイを、
ご自身で淹れているそう。
ここで休憩して、旅はおしまい…と考えていたのだけれど、

「こんなところでチャイなんて飲んでいる場合じゃないよ!」

一喝されて、オンコの原生林へ。
『島への移住を決めた景色』と言われれば、興味をひかれます。

「わたしの足で往復30分だから大丈夫!十分フェリーに間に合うよ!」

との言葉を信じてカフェを出たのですが、
陽がまばらに差し込む原生林を不安になりながら行き、
急に開けた視界に広がるオンコの荘と日本海に感動して、
再びカフェの前に戻ってきたのは40分後…完全に息が上がっていました…。
すると、わたしたちの声に奥村さんがシャッ!と窓を開け、

「帰ってきたね!ちょっと待ってなさい」

出てきたのは、アイスチャイ。

「さっきの残りだけど、これを飲んで一息ついて」

奥村さんのお人柄とチャイの美味しさに、
時間を気にしていたことも忘れて、
いま見てきた景色の感動を伝えたのでした。

半日の旅程を組んでいた焼尻島。
でも、半日では足りませんでした。
また行きたい、ばかりではなく、「会いに」行きたい焼尻島。

思わぬ出会いと感動にあふれた島旅行は、
素敵な夏の思い出です。