土用の丑の日!天塩しじみはいかが

二十四節気とあわせて、季節の変化をよみとるために設けられた
日本独自の暦、雑節。そのひとつが「土用」です。
立春、立夏、立秋、立冬、それぞれの直前約18日間をさし、
土用の期間中に巡ってくる丑の日が、
ひろく知られる「土用の丑の日」です。

今夏の「土用の丑の日」は7月21日と、8月2日!
うなぎ、食べましたか?

うなぎで知られるのは、夏にやってくる土用の丑の日だけ。
初出は江戸時代、平賀源内が広めたとされています。
暑さ厳しい日本の夏、
無病息災を祈願して精のつくものを食べる風習ができました。

さて、そこに派生したのが「土用しじみ」!
産卵期にかかる夏しじみは特に栄養価が高く、
整腸作用があって夏バテ防止に適した食材といえます。

北海道の左上、天塩町ではしじみ漁が行われています。

かつて「蝦夷の三絶」と呼ばれた天塩しじみ。
江戸・明治時代ころに、
北海道が誇る食べ物として紹介していました。
天塩町、天塩川で水揚げされるしじみは、
その大きさと味の濃さが自慢です!

これがしじみ!?

これがしじみ!?

通常、国産しじみのほとんどが
外国産稚貝を放流して育てられています。
しかし、天塩しじみは正真正銘の天然もの!
何万年も前から繰り返されている完全な自然繁殖しじみは、
他に類を見ない高級品です。

上品な風味と深い旨味を、
【天塩しじみのしゃぶしゃぶ】でいただきます!
ふっくら茹であがった身は、
口のなかでぷりぷりと弾けます。
じわりと広がる海の香りとしっかりとした味わい…
まさかしじみを、しゃぶしゃぶで味わおうとは!

ゆで汁も、お酒と塩で味を調えるだけで
立派なすまし汁!
身体に沁みわたる旨さです。

天塩しじみの漁期は夏!まさに今が旬!
また、【道の駅てしお】では
冷凍加工されたものをはじめ、絶品の天塩しじみを購入できます!
ぜひ、蝦夷の三絶・天塩しじみをご賞味ください。

留萌市の道の駅、いよいよオープン!
新型コロナウイルス感染症の影響で延期となっていた、
「道の駅るもい」が、7月11日にグランドオープンします!
これまで「るしんふれ愛パーク」として親しまれていた、
芝生広場やパークゴルフ場、ドックランに加え、
新たに、
地元食材をつかったグルメやスイーツが食べられるチャレンジショップ、
地域の特産品を販売するアンテナショップもオープン!

地元産品の販売や地域情報の発信など、
留萌市はもちろん、るもい地域の玄関口として
北海道の左上をPRします。
チャレンジショップ&アンテナショップは、
グランドオープンに先駆け、
6月27日に開店!

アンテナショップ「おみやげ処お勝手屋萌 道の駅店」。
るもい地域の農産物、水産加工品が並ぶほか、
オリジナル商品も登場するとか。
開放的なガラス窓の向こうに、
多くのお客さんが買い物を楽しむ姿が見られそうです。

チャレンジショップは5店!
にしん親子めしをはじめ、留萌らしさが光る「むさし家」、
るもい地域産小麦をパンやパスタで味わえる「ぷろぺら」、
ドライブのおやつにピッタリのかまぼこ屋さん「鈴木かまぼこ店」、
るもいと言えばタコ!水産加工品が並ぶ「(株)北海道良水 道の駅店」、
地元産フルーツのジェラートが人気!まちのお菓子屋さん「ルモンド 道の駅店」。

地域外からのお客さまはもちろん、
住んでいる私たちも楽しみですね!
チャレンジショップ&アンテナショップは
6月27日オープン。
るもい地域の魅力を、道の駅るもいで味わおう!

【道の駅るもい -Roadside Rest Area Rumoi-】
高規格幹線道路深川・留萌自動車道、留萌ICからわずか5分!るもい地域の玄関口として、地域情報を発信します。
芝生広場、パークゴルフ場、ドッグランを備える公園は、ファミリーの休日にぴったり。さらに、るもい地域の美味しいもの、地元産品が並ぶアンテナショップ&チャレンジショップも開店!
7月11日(土)グランドオープンです!!
住所:北海道留萌市船場町2丁目114
駐車場、24時間トイレ、アンテナショップ、ドッグラン、観光インフォメーション、休憩スペース、公衆電話、小型遊具貸出(無料)、パークゴルフ場、ベビーコーナー、 無料公衆無線LAN、レンタサイクル、非常用電源
道の駅るもい(2020/07/11オープン)

お盆を過ぎれば途端に秋めいてくる北海道、
るもい地域も例外ではありません。
過ぎゆく前に、夏の思い出を。
今回は、島旅行記「焼尻島」編です。

7月の半ば、天売島と焼尻島を1泊2日で旅しました。
天売島でウトウの帰巣に感動し、
齊藤さんの『島時間』を満喫した翌日、
天売島から高速船で15分ほど、お隣の焼尻島に渡りました。

さっそく腹ごしらえ。
『新沼食堂』のおかあさんが、
「ちょっと時間かかるけど、良ければ待ってて!」と、
開店準備をされているところに招き入れてくれました。

おかあさんの『わかめ天ぷらうどん』。
目の前の漁港で水揚げされたわかめを、
しっかり水洗いしてぬめりをとって、
熟練の腕でカラッと仕上げます。

新沼食堂のおかあさん

長年、島で数少ない飲食店を切り盛りするおかあさん。
島のはなし、お料理のはなし、
ご自身の生い立ちから、
婚活相談まで(島には独身男性も多くいらっしゃるそうです!笑)。
おかあさんに会いに、再び島を訪れるお客さんも。
この笑顔も、食堂の大切な味なのでしょう。

お腹を満たして島を散策していると、心惹かれる草木のトンネル…

現れたのは、『カフェ アトリエ おくむら』。

絶品のチャイは、
店主の奥村さんがインドを旅した際に最も美味しいと感じたチャイを、
ご自身で淹れているそう。
ここで休憩して、旅はおしまい…と考えていたのだけれど、

「こんなところでチャイなんて飲んでいる場合じゃないよ!」

一喝されて、オンコの原生林へ。
『島への移住を決めた景色』と言われれば、興味をひかれます。

「わたしの足で往復30分だから大丈夫!十分フェリーに間に合うよ!」

との言葉を信じてカフェを出たのですが、
陽がまばらに差し込む原生林を不安になりながら行き、
急に開けた視界に広がるオンコの荘と日本海に感動して、
再びカフェの前に戻ってきたのは40分後…完全に息が上がっていました…。
すると、わたしたちの声に奥村さんがシャッ!と窓を開け、

「帰ってきたね!ちょっと待ってなさい」

出てきたのは、アイスチャイ。

「さっきの残りだけど、これを飲んで一息ついて」

奥村さんのお人柄とチャイの美味しさに、
時間を気にしていたことも忘れて、
いま見てきた景色の感動を伝えたのでした。

半日の旅程を組んでいた焼尻島。
でも、半日では足りませんでした。
また行きたい、ばかりではなく、「会いに」行きたい焼尻島。

思わぬ出会いと感動にあふれた島旅行は、
素敵な夏の思い出です。